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横枕農園便り 2024年6月 お久しぶりです!

こんばんは。横枕農園の木下です。
5月は書くべきニュースが沢山あったのですが、何から書こうか迷っているうちに6月に突入していました。齢を重ねるごとに一日のスピードが早くなっていくように感じます。

今回は畑の進捗についてお伝えします!
それ以外についてはまた改めて書いていきます。

まず、ビーツの出荷が開始しました!
3/15に種をまいて、6/2に収穫開始。インターネットや種袋には「種まきから50~70日で収穫できます」と書かれていると思いますが、今年の春作では79日かかりました。有機肥料はそのままの状態では植物は栄養として吸収することができず、土中の微生物に無機物になるまで分解してもらう必要があります。
ビーツを栽培して3年目ですが有機肥料だけでも生育には問題ないと感じます。一方で栽培する上でのデメリットも見えてきました。野菜を畑に置いているとその分病害虫の被害に会う機会も増えるのです。うどん粉病など、病気に関しては有機石灰を上からかける事で農薬を使用せずとも対応できているのですが、厄介なのがナメクジです。
丁度来週から梅雨入りしそうですがナメクジの食害を抑えるのはなかなか難しいと感じています。
また、一部のビーツは成長が遅いことで、後から生えてくる雑草と光を取り合う様に上へ上へ葉が伸びてしまい根が肥大しない事も課題です。
そこで秋作ではこれまでの栽培方法と合わせて試験的に次の栽培方法を試してみようと思います。
・配合肥料(魚のアラや動物の骨や内臓といった動物残渣が加わったもの)を施肥して成長を促す
・穴あきマルチを使用し雑草を抑制する
・ナメクジ用の農薬を使用する

秀品率を上げてもっと多くの方に届けたいと思っておりますので、悩みながらも楽しく改善していこうと思います!

また、動画にもある通り野菜洗浄機を導入しました。
これで出荷までの手間(土を落とす、不要な葉を取る)を大幅に削減して一度により多く出荷することができます!徐々に設備投資も充実させて立派な農家になっていきます。

【現在の取り扱い店】
スーパーマキイ山荘通り店/マルキョウ中尾店/マルキョウ桧原店/マルキョウ田村店/マルキョウ東油山店/マルキョウ豊店/マルキョウ野芥店/マルキョウ穴生店/マルキョウ原田店/マルキョウ志免店/マルキョウ南大利店/マルキョウ二日市店/マルキョウ春日店/マルキョウ清水/マルキョウ井尻店/マルキョウ和白店/マルキョウ福重店/マルキョウ千早店/マルキョウ小田部店/めぐみの里/うまかもん市場/スーパーモリナガ唐津店/ふるさと納税

そしてナス!
ナスの木が大きくなってきました。恐らく今月末には出荷できると思います!
ナスの出荷が始まるとJA出荷の都合もあり生活のリズムによりメリハリが出てきます。おおよそ下記のような一日を送っています。

5:00~9:30 収穫開始
10:00~12:00 袋詰め
12:00 出荷
13:00~16:00 休憩(二日に一回はジム)
16:00~18:00 芽カキ,草刈り

今年はパートさんを雇うため収穫~出荷までをささっと済ませて休憩時間を長くとれるように工夫をします!
農家として、一経営者になって思うことは、計画立てて身体を休め、思考する時間をしっかり確保することがとても重要だということです。身体を休めて自分を一番大切にしてあげることで仕事のパフォーマンスを維持できますし、自分に余裕があることで他人に対して親切になれます。
ナスも3年目になって要領がつかめてきましたので、がむしゃらに働くのを辞めて、明日、来月、来年のことを計画立てて仕事をしていきます。
来年はイチゴの栽培にも取り組む予定です!