横枕農園便り 2024年2月 自然の不思議-表年と裏年とは?今年はどっち?-
2月1日、例年より早く梅の花が咲きました。
体感では十日早く季節が移ろいでいるため、そろそろ土作りや種まきに追われることになりそうです。 表題について、自然界には天候に関わらず表年と裏年というものがあることをご存じでしょうか。これは人間目線の気付きですが、表年は果実が豊作になり、裏年は不作になる傾向があります。これは果樹などの永年作物が子孫を残すか自らが成長するかを1年ずつ交互に繰り返しながら成長するために起こります。これを「隔年結果」と呼びますが、この表と裏は木一本一本の話だけではなく自然界の一つの大きな「流れ」として存在します。たとえ木を植えた年が異なっていても、だんだんその「流れ」に馴染んでいくそうです。つまり「表」の時は自然界には樹の実に依存する動物たちにとって食料が豊富にありますが、裏ではそうは行きません。ちなみに今年は「裏年」です。鳥のさえずりが喧しく、イノシシなどの被害も出やすくなることが予想されますが、もしかすると餌を求めて普段目にすることがない動物にも出くわすかもしれませんね。ちなみに、果樹農家さんはこの表と裏の差を剪定の技術によってなだらかにして下さっていることで私たちは毎年美味しい果実を食べる事ができるそうです。
最後に、杉・ヒノキの花粉も同様のことが言えます。花粉症の方にとっては毎年辛い時期ですが、自分の体調をよく観察してみて下さい。裏年である今年はきっと去年より微妙に症状が出るのが遅くなりませんでしたか?
【学生と蜜蜂と横枕農園-生物多様性と環境教育について-】
今年はレモン栽培に加え、日本蜜蜂の養蜂にも挑戦します。蜜蜂は暑さにも寒さにも弱く、良い環境を知るバロメーターとなります。かつてアインシュタインは「蜜蜂が地球上から消えたら、人類はあと四年生きられるだろうか」と言いました。年々減少傾向にある蜜蜂ですが横枕農園では地元の高校生と協力し、部活の様に養蜂に挑戦します。ゆくゆくは相知町の各地区に養蜂箱を設置し、蜜蜂の入り具合を観測して一つのマップを作成するなど研究を行っていく予定です。まずは二月十一日に養蜂家さんへ高校生らと視察に行き、用意する道具や年間スケジュール、設置場所の確認などを行います。個人的に、協力してくれる学生には表彰状などを作成して学生の内申点が上がるような仕組みを作りたいと考えているのですが、どのようにするべきか・・・皆様にも時々近状をお伝えできるようにいたします。お楽しみに!
【今月の予定】
二月はビーツ畑の土作りと養蜂箱の作成を主に行います。また、日本政策金融公庫様に借り入れをして作業場を作ったり機械を導入したりと少しずつ忙しくなってきます。一方で福岡の藍染め職人さんに会いに行ったり、対馬に旅行にも行きます。お便りでお伝えしたい事が沢山ありますがそれはまたの機会に。もし気になる方がいらっしゃればインスタグラムで見つけていただければ幸いです!
【今月の一冊-自由への手紙-オードリー・タン-】
オードリー・タン氏は、台湾のIT担当大臣として、先見性や実行力が評価されグローバル思想家として世界から注目を集めています。彼女は、IQ180超の天才的頭脳を持ち、性別なしというジェンダーレスな人物です。また、新型コロナ対応でわずか3日で全国民にマスクを配るシステムを構築した実績を持っています。この書籍は、次代の世界的カリスマとして注目を集める彼女が、日本人に向けて語る自由になるためのメッセージです。彼女が語る自由になるためのメッセージが詰まっており、格差、ジェンダー、デフォルト、仕事など、多岐にわたるテーマについて語られています。